動物には触らない
海外では動物に対しても注意が必要です。かわいいからといってつい手を出してしまい、咬まれたり、唾液から思わぬ感染症が移ってしまう可能性があります。その中でも一番危険なのが狂犬病です。狂犬病を発症してしまうと、現在は治療法がありませんので、100%死に至る恐ろしい病気です。
狂犬病について
日本人が多く行く、東南アジアや南アジアでは狂犬病で死亡する人が多くいます。狂犬病は犬だけでなく、サル、ネコ、アライグマ、キツネ、コウモリなどからも狂犬病に感染する可能性があります。コウモリについては、接触しただけで、はっきりとした咬み傷がない場合でも狂犬病に感染した例があります。
旅行中は、決して動物に手を出さないようにしましょう。動物に咬まれたらすぐに狂犬病ワクチンを規定の間隔にしたがって5〜6回接種することで予防できます。破傷風の追加接種をされていない方は、破傷風ワクチも忘れずに接種しましょう。(暴露後接種についてはこちらを参照してください)
動物に咬まれたり引っかかれたりされた場合は、傷の程度にかかわらず、すぐに現地の医療機関を受診してください。
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