高山病と日射病
高山病予防対策
高山病とは、高度2500m以上(70歳以上の高齢者は高度2000m以上)での酸素不足が招くトラブルの総称です。一般の旅行者は登山目的でなければ高山病にならないと錯覚されますが、2500m以上であれば、観光目的でも発症する可能性は高いです。例えば、南米で3000m以上の高地にある空港に飛行機が到着したり、スイスでケーブルカーや登山バスで高地へ移動する際にかかることもあります。旅行へ出発する準備段階で、行く先の標高が高いようであれば、事前に高山病予防のお薬を処方してもらいましょう。詳細は高山病予防薬についてのページをご覧ください。
日射病予防対策
日射病は炎天下で行動しているときに暑さで気分が悪くなったり、疲労を感じたり、皮膚が乾燥したりする症状を言います。日陰で休み、十分な水分補給で体力を回復しましょう。
熱帯や亜熱帯地域の旅行や標高の高い所、海辺のリゾート地では、うっかり日光を浴びすぎて日焼けしてしまうリスクがあります。日焼けは日光の中の紫外線(UV)によって起き、曇りの日でも予想以上に日焼けするものです。
翌日になって、手足が真っ赤に低温やけどのように痛みが出る恐れもありますので、曇りの日でもしっかりと日焼け対策をしましょう。過度な日焼けは将来の皮膚の障害につながる可能性もあります。
- 日陰のない炎天下では、つばのある帽子をかぶったりや日傘を差して直射日光を避けましょう。
- 長袖も効果的です。
- 水分はこまめにとり、汗と一緒に塩分も失われるのでクラッカーを食べたりイオンドリンク(ポカリスエットなど)を飲んで塩分補充も忘れずに行いましょう。
- 高山病予防薬を処方してもらう
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