1歳以上の方なら接種できます。
※妊婦は水痘ワクチンの接種を避ける。
※またこのワクチンを受けてから2ヵ月以内に妊娠しないように気をつける(少なくとも1ヵ月)。
※周囲に感染者が出た場合:3〜5日以内(72時間〜120時間)に予防接種を受けると感染を防御、症状を軽くできるとされています。
水痘(水疱瘡)はウイルスはvaricella-zoster virus(水痘-帯状疱疹ウイルス)による感染症です。水痘の潜伏期は約10-21日です。感染すると、感染後2週間程で発疹ができ、やがて水泡になります。ウイルスを含有する飛沫もしくは飛沫核による空気感染、上気道、下気道がウイルスの排出、侵入、または接触感染します。
また、水泡が乾いた痂皮になってない皮膚症状からや帯状疱疹の人からの接触感染、飛沫感染もありえます。
発疹は紅斑から始まり2-3日のうちに水泡、膿泡、痂皮と進行しますが3日くらいで新たな発疹ができます。古い発疹と新たな発疹の混在するのが特徴です。躯幹、顔面中心で四肢には 少なく、頭部にも出ます。口腔内には粘膜斑も出ます。
日本では、2014年(平成26年)10月1日から、水痘ワクチンが定期接種となりました。
予防接種をお勧めしますが、抗体陽性率は92-95%です。
ワクチン接種の後も水痘罹患率は6-12%(接種しても水痘になる)に認められます。しかしその場合も水痘の症状が軽いことも特徴とされています。
成人になってからも任意で予防接種が受けられます。
ワクチンの種類 | 水痘(みずぼうそう) |
商品名 | 乾燥弱毒性水痘ワクチン |
生産 | 国産 生ワクチン |
販売元 | 田辺三菱製薬、北里研究所、武田薬品工業株式会社 |
基礎接種回数 | 2回 (0、4-8週間) |
基礎接種後の 抗体価持続期間 |
約20年 |
抗体価がつく目安 | 2回目接種後2週間後 |
副反応* | 注射部位の痛み・腫れ、発疹、接種後2〜3週間頃に発熱など |
重篤な副反応* | アレルギー反応など(アナフィラキシー症状等)頻度;極めて稀 |
接種禁忌者* | ネオマイシンアレルギー、妊婦、急性疾患、発熱、薬の成分でアナフィラキシーがあった者 |
*)掲載内容は全てではありません。
日本で生活する上では気にすることのない感染症。しかし、上・下水道施設が整備されて、非常に衛生的できれいな日本にはない感染症が世界にはたくさんあります。日本国内にはない感染症ですから、その感染症に対して無防備な状態で現地に飛び込んでしまったら、どうなるでしょう?感染症には軽症ですむものから重症化し入院や時にはあなたの命にまで危険が及ぶ怖い感染症もあります。健康である方も感染症にはかかります。
ワクチン接種を行うことによって、体の中に抗体(免疫)を付けてから現地に赴くことやワクチン開発のない(または開発中の)感染症からどのように身を守るかが大変重要です。
海外生活をより楽しくそして安全に過ごしていただくために、品川イーストクリニックではトラベル外来を実施しております。
海外で行われている予防医学学会へ積極的に出席することで、海外の医師との意見交流を行い、お越し頂く患者様へ的確なアドバイスを行っております。ご自身の身を守ることはもちろん、周囲への二次的感染予防としても、海外へご出発される前にしっかりと知識を見につけ、可能な限りの予防対策を行い、安全で楽しい滞在を願っております。
当クリニックでは、コンシェルジュ(看護師)によるカウンセリングや感染症専門医師による診察を行っております。
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