旅行前には診察を受けましょう
海外旅行・海外留学・海外出張・海外赴任など、海外へ行かれる理由は様々です。日本で生活する上では気にすることのない感染症。しかし、上・下水道施設が整備されて、非常に衛生的できれいな日本にはない感染症が世界にはたくさんあります。日本国内にはない感染症ですから、その感染症に対して無防備な状態で現地に飛び込んでしまったらどうなるでしょう?
感染症には軽症ですむものから重症化し入院や時にはあなたの命にまで危険が及ぶ怖い感染症もあります。健康である方も感染症にはかかります。
従って、ワクチン接種を行うことにより、体の中に抗体(免疫)を付けてから現地に赴くことが大切です。
また、ワクチン開発のない(または開発中の)感染症からどのように身を守るかを知ることも大変重要です。
持病をお持ちの方でしたら、海外生活を送る際にどのようなことに注意したらよいか、毎日服用している薬を紛失してしまったらどうするかなどをトラベル外来を受診してアドバイスを受け、安心して楽しい海外生活を送るようにしましょう。
さらに、日々変化する海外事情を得ることは安全面だけでなく健康面においても大変重要なことです。海外へのご出発がお決まりになりましたら、トラベル外来を受診しましょう。
- 感染症の多くは予防法も治療法も確立されています。正しい知識があれば、さほど恐れる必要はないものです。
- 大切なことは、海外でも身体的・精神的に健全な生活を送ることです。感染症に対して、必要以上に神経質になることはありませんが、事前に正しい知識を身につけておくことが大切です。
感染症対策には、いくつかの対応方法があります。複数の対策を組み合わせることによりリスクを下げることができます。
1.滞在地域で流行する疾患、その感染経路を理解することで、感染のリスクを下げる。
2.リスクの高い疾患については、予防接種を検討する。マラリア流行地では予防内服を検討する。
3.早期診断・早期治療で対応する手順を想定しておく。
- 海外旅行前に予防接種を受ける
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