コレラワクチンDUKORALやShanchol − コレラの発生状況や、コレラワクチンDUKORALやShancholについてのご案内

コレラワクチン [Cholera vaccine]

コレラ

コレラ [Cholera]の発生状況

コレラ発生状況

全世界におけるコレラの主な発生地は東南アジア、インド、バングラディッシュやアフリカなどであり、発生の大部分を占めています。

コレラワクチン接種をお勧めする方

コレラに感染する危険性のある国や地域に行かれる方。

コレラの感染原因と症状

感染

コレラ毒素を産生するコレラ菌によって発症します。コレラは水や食品を介する経口感染による伝染性疾患です。飲料水を介しての感染は、大規模感染として世界中で見られます。人体は、毒素(コレラ菌、病原性大腸菌、ふぐ、キノコ、蛇など)を分解できません。

体内に入れないようにすることが、重要です。

症状

潜伏期間は5日以内。普通は2〜3日で、早ければ数時間。症状が非常に軽く、1日数回の下痢で、数日で回復する場合もある。通常、突然お腹がゴロゴロ鳴り、水のような下痢が1日20〜30回起こる。腹痛・発熱はなく、むしろ低体温となり、34度台にも下がる。急速に脱水症状が進む。

コレラを予防するには

不衛生な食材や調理環境下での摂食では、感染の危険性が高い。流行地域ではアイスクリームや生もの(サラダや果物、十分加熱しない魚介類など)、生水や氷(凍った生水です)は避け、また体調維持に努める。 不衛生な上水道、河川水で洗われた食器にも注意が必要です。

コレラに感染する可能性のある国へ旅行する方は、コレラワクチンの摂取をお勧めいたします(飲むワクチンです)。

当クリニック取り扱いコレラワクチン DUKORAL

コレラ経口ワクチン DUKORAL

DUKORALは経口の不活化ワクチンで、病原性大腸菌による下痢症状とコレラ菌による下痢症状の予防に効果的です。

2回摂取することにより病原性大腸菌の下痢症状には約3ケ月、コレラ菌の下痢症状には約2年程の予防効果が期待できます。2回摂取してから1週間程で効果が出ます。

★コレラワクチンの前後1時間は絶飲食とし、薬の服用も控えてください(このワクチンは酸に不安定です)。飲食により、胃酸の分泌が増えます。

【重要事項】当院では、各国で広く承認されている”DUKORAL”,”Shanchol”を輸入しております。これらのワクチンは現在日本では製造されておりません。厚生労働省の承認もありません。輸入ワクチン製剤を利用して副反応が生じた場合は、医薬品副作用被害者救済制度が利用できない可能性がありますので、ご注意ください。

※輸入ワクチンのため国内のワクチン救済制度は利用できませんが、輸入業者による輸入ワクチン副作用被害救済制度が設けられています。当クリニックはこの制度を導入している業者からのみ輸入しております。

ワクチンの種類 コレラワクチン ★経口ワクチン コレラワクチン ★経口ワクチン*現在在庫切れ
 
DUKORAL コレラワクチン
Shanchol コレラワクチン
商品名 DUKORAL Shanchol
生産 輸入 輸入
製造元 SBL社 SHANTHA (Sanofi-Aventis Group)
基礎摂取回数 2回(1-6週間後に2回目)
追加摂取は2年後に1回。3年以上経過したら2回摂取
2回(2週間後に2回目)
抗体価持続期間 2年間(病原性大腸菌の下痢症状には約3ヶ月、コレラ菌の下痢症状には約2年程の予防効果が期待できます。) コレラ感染(O1及びO139)に対する抑制効果が2年間は確認されています。
抗体価がつく目安 2回目摂取後1週間
2回目摂取後1週間〜10日
主な含まれる抗原 コレラO1(El Tor, Ogawa, Inaba) コレラO1(El Tor, Ogawa, Inaba)
コレラO139
副反応 ごく稀に下痢症状 ごく稀に消化器症状(下痢、発熱、吐気、嘔吐、腹痛など)
重篤な副反応 報告なし
接種禁忌者 過去の摂取で重篤な副反応があった者

コレラワクチンのよくある質問

コレラワクチン「DUKORAL」服用後1時間以内に食事をしてしまいましたが、大丈夫ですか?
コレラワクチン「DUKORAL」は胃酸に弱いので、食事をして胃酸が分泌されるとワクチン効果が弱まる可能性があるため、本来の効果が期待できません。コレラワクチン「Shanchol」はお食事の制限がございません。
どのように治療するのですか?

コレラ菌感染や病原性大腸菌感染と診断された場合には、当初は抗生剤も下痢止めの薬も使用しません。下痢を止めると、体内に毒素が残るからです。治療の中心は、脱水を補うための補液(点滴)です。脱水期を過ぎれば、抗生剤での治療が行われます。

   

トラベルクリニックとして

日本で生活する上では気にすることのない感染症。しかし、上・下水道施設が整備されて、非常に衛生的できれいな日本にはない感染症が世界にはたくさんあります。日本国内にはない感染症ですから、その感染症に対して無防備な状態で現地に飛び込んでしまったら、どうなるでしょう?感染症には軽症ですむものから重症化し入院や時にはあなたの命にまで危険が及ぶ怖い感染症もあります。健康である方も感染症にはかかります。

ワクチン接種を行うことによって、体の中に抗体(免疫)を付けてから現地に赴くことやワクチン開発のない(または開発中の)感染症からどのように身を守るかが大変重要です。

海外生活をより楽しくそして安全に過ごしていただくために、品川イーストクリニックではトラベル外来を実施しております。

海外で行われている予防医学学会へ積極的に出席することで、海外の医師との意見交流を行い、お越し頂く患者様へ的確なアドバイスを行っております。ご自身の身を守ることはもちろん、周囲への二次的感染予防としても、海外へご出発される前にしっかりと知識を見につけ、可能な限りの予防対策を行い、安全で楽しい滞在を願っております。

当クリニックでは、コンシェルジュ(看護師)によるカウンセリングや感染症専門医師による診察を行っております。